2012年12月8日土曜日
SENA SM10
さて、SMH10のレポートに追記する形になりますが、オプション品であるSM10にも触れておきましょう。
SENA SM10は、インカムのための分配器としての役割になります。
つまり、SENA10に、インカムを登録し、このSM10に有線でつないだmp3プレイヤーなどから流れる音楽や音声などは、登録されたインカムすべてに分配する、ということです。
このSM10をつかえば、一台のipodから流れる音楽を、ライダーとタンデマーが同時に聞くことができるので、大変便利です。
しかしながら欠点はSMH10で書いたときと同様で、インカム同士での通話と、音楽を、同時に楽しむことはできない、ということです。
ふたりで音楽をきくだけならいいのですが、通話をするきには、一度、通話モードになるので、残念ながら、音楽は消えてしまいます。
また、mp3プレイヤーとSM10は、有線ケーブルでつながなければならないわけですから、それがわずらわしいと考える方もいるかもしれません。
つまり、mp3プレイヤーから出力ケーブルを分配する手間がはぶけ、代わりにSM10にmp3プレイヤーを出力ケーブルで接続するということです。
この分配が煩わしいという方には朗報ですが、インカム同士の会話と音楽を同時に楽しみたい方には、利点はないということです。
さて、このSM10にはもうひとつ便利な機能があって、それは、カーナビなどの「たまに音声を発する機械」を、mp3プレイヤーなどと同時につないでおくと、カーナビからの音声が入り次第、音楽のほうはフェイドさせて小さくし、ナビからの音声を聞きやすくし、ナビの音声が終わると、mp3プレイヤーからの音楽をもとの音量までフェイドしつつ戻してくれることです。
もっとも、この状態でも、インカム同士の通話はできないのですが。
インカム同士の通話モードにしておくと、会話に割り込んでくる、ということはなさそうです。
このあたりは実機をいじれないのでわからないのですが、どちらにしても、通話つながらナビを聞いたりはできないとのことなので、推測するに、まったく無視されるか、通話を強制的にカットしてナビ音声を流し込んでくるのでしょう。
SMH10の多くのユーザーは、通話しながら、音楽や音声案内などを他人と共有したいと思っていると思います。
ですので、この「通話しながらできない」と、購入意欲がわかない人もいるかも知れません。
筆者は、この機能が今後のバージョンアップで実現されるのではないかと思い、機を待っています。
多分、SM10が現在Bluetoothでペアリングできるのが2台とのことなので、インカム2台が限界となっているようなので、これにmp3プレイヤーでbLuetoothを内蔵しているものを3台目として登録できるようになり、そこからでる音楽データを他のインカムに流すことができれば、通話しながら音楽を楽しむことも可能ではないかと思いますし、似たようなことは、過去にバージョンアップで対応しているので、期待しています。
以前は、SMH10で、2人同時会話までしかできなかったものを、3人同時、4人同時とバージョンアップさせた経緯があるので。
3人目がmp3プレイヤーに変わるだけですし、インカム同士ならまだしも、分配器としてのSM10なら可能ではと、期待しているのです。
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